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- 形性膝関節症に対する鍼灸治療
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「変形性膝関節症にはどのような治療が行われるのだろう」「鍼灸が効くときいたけど本当なのだろうか」
このようなギモンを抱えている方に向け、この記事では「変形性膝関節症に対する鍼灸治療」について解説します。
変形性膝関節症とは
まず膝関節についてカンタンに説明します。
膝関節は大腿骨(膝の上の骨)と脛骨(膝の下の骨)、そして膝蓋骨(膝の皿)の3つの骨で構成されています。
膝関節を動かしたときにこれらの骨がスムーズに可動するよう、関節軟骨という潤滑作用のある組織があいだにあります。
さらに膝関節全体は関節包と言われるもので包まれており、その外側にはいくつもの靭帯がついているのです。
なぜこれほどまでに頑丈に作り込まれているのか。それは膝は全体重の衝撃をダイレクトに受ける関節だからです。
歩行時はもちろん、日常生活では膝を曲げたり伸ばしたりする機会は非常に多いため、かかる負荷はかなり大きいといわれています。
大きな負荷を与え続けていると、クッションの役割をもつ関節軟骨は徐々にすり減ってしまい、やがて骨同士がぶつかり合うように。
そうして骨が変形したり、炎症が起きたりして膝に支障が出てしまう状態を「変形性膝関節症」といいます。
ちなみにケガや外傷など原因が明確であるものを2次性変形性膝関節症、老化や遺伝など原因が不明確なものを1次性変形性膝関節症と呼びます。
体重に大きな負荷がかかりうやすい肥満体型の方や、中年以降の女性に多く見られる疾患です。
最近は高齢化がすすんでいるため、変形性膝関節症の方は年々増加傾向にあります。
変形性膝関節症に対する鍼灸の現状
変形性膝関節症に対して鍼灸を行うことで、痛みの緩和や日常生活の質が上がる傾向があります。
(参照:変形性膝関節症の病態と鍼灸治療)
しかし消耗し変形してしまった膝関節を鍼灸で元通りにできるわけではありません。
完全に元通りにはできないのですが、鍼灸を行うことで膝関節を動かしたときの痛みを軽減できます。
結果的に施術前よりもスムーズに日常生活を送れるようになるため、変形性膝関節症に鍼灸を行うことは、意味があるのもだと判断できます。
膝に痛みを抱えたまま生活を送ってしまうと、腰や足首など、周囲の関節にまで悪影響を及ぼす可能性も。
膝に異変を感じた際には、変形性膝関節症を疑い、通院するようにしましょう。
どの疾患にも言えることですが、症状はかるいうちに対処すれば、急激な悪化を防ぐことができますので。
異変をいつまでも放置してしまうと、取り返しのつかないことになってしまう可能性があります。
変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症にはいくつかの初期症状があります。
これから挙げる症状のうち、どれか1つでも当てはまるようであれば、変形性膝関節症を疑うべきです。
・正座ができなくなった
・膝関節の動きが悪く感じる
・太ももの周囲に力が入らない感じがする
・階段の昇り降りがしにくい
・起床時に膝関節がこわばっているように感じる
さらにこれらの症状に加えて
・女性である
・50才以上である
この2つの要素が当てはまるのであれば、それは変形性膝関節症かもしれません。
近くの病院や整体で一度診てもらいましょう。
コリトローネは変形性膝関節症の方にも施術を行っています
コリトローネはさまざまな病状を抱えた方に対応しており、変形性膝関節症をお持ちの方にも施術を行っています。
鍼灸治療やマッサージなどを行い、固くなってしまった膝周囲の組織をほぐします。
そうすることで症状の進行を食い止めたり、ゆるやかにしたりできるのです。
コリトローネではご来所いただいた際に、身体状況や症状の程度を細かくヒアリングいたします。
それらの情報をもとに確かな知識と経験をもったスタッフが治療計画を立てますので、無理のない治療が可能です。
※鍼灸を実施するには、現状を確認させていただき施術が必要だと判断した方にしか行えません。
ご了承いただけますと幸いです。
事業所名 有限会社コリトローネ
所在地 神奈川県川崎市多摩区菅1-2-31 プラザクリエイト403
代表者 代表取締役社長 田中 裕
設立 平成17年1月
電話番号 044-949-3785
FAX番号 044-944-3785
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